ニューボーンフォトグラファーを選ぶ基準
最近、誤解を招くニューボーンフォト広告や、
ニューボーンフォトグラファーになりませんか?の勧誘が目立ち始めてきたので、
今日は、その違いや、ママが希望するお写真はどっちなのか?
自分で考えてカメラマンを選んで頂けるように、記事にすることにします
【ニューボーンフォト】
こちらが、本来の「ニューボーンフォト」です
繊細なポージングなどをして撮影する、アート性のあるお写真です
胎児のポーズや、みのむしポーズ(potetosack)を始めとした、
カメラマンが直接赤ちゃんに触れて撮影するものです
入眠のタイミングがある為、撮影に平均3時間を要します
【ライフスタイルフォト】
赤ちゃんの自然な、ありのままの姿を映すお写真です
なので、ポージングはありません
ベッドの上に寝転がってもらったり、ソファの上やかごの中などに寝かせて撮影します
寝かしつける必要がない為、特別なセットを組む必要がなければ、
1時間程度で撮影できる場合が多いです
私が推奨したいお写真は、ママのお腹の中に居た姿を残すアート性のあるものです
なぜって?
それは、出産を経験した方なら1度は感じた事があると思うのですが、
出産した喜びは勿論です。抱っこしたときの温もり、かわいいお顔
目に見えるし触れられるのは嬉しいですよね!
でもその反面、以下のように感じた事はありませんか?
・お腹が急に軽くなる
・今さっきまであった胎動がなくなる
・お腹にいないはずなのに、帯同を感じる気がする
・一心同体で動けていたけれど、抱っこやおんぶ等が必要
ちょっと複雑…?な面もありますよね
悪い事ではないですよ!
男性には体験できない事で、しっくりこないかも知れませんが、
女性は、体の中で赤ちゃんを育ててきたんです
腕に抱ける喜びは一入ですが、若干の寂しさもあるんです
この思いを、これからの育児に活かして頂きたい事と、
十月十日様々な思いを経験して、乗り越えてきたママに、
「お疲れさま。次のステージへステップアップおめでとう!」という気持ちを込めて、
胎児の姿を再現したお写真や、産まれたてのサイズ感や、肌・柔らかさを残すお写真を贈りたいです
そんな神聖なお写真ですが、
大変残念な事に、ここ最近は誤解を招く告知・広告でママ達は困っています
「ニューボーンフォト」を残す為にお願いしたのに、
いざ撮影してもらうと、希望とは全く違う、自分でも撮れるようなものでした(涙)
という声を聞きます。
これは、本来の「ニューボーンフォト」を理解せずに、
新生児を撮るからニューボーンフォトだと思っているカメラマンが増えているのが原因の一つです
確かに新生児(ニューボーン)の写真は撮れるでしょう
でも違いますよね…
上でお話したように、ライフスタイルフォトという、
いわゆるスタジオ等で撮って貰うベビーフォトのような、
カメラマンが直接触れてポージングをする撮影ではないニューボーンフォトです
これでは、うつ伏せポーズや頬杖ポーズなんて撮れません。
当日、ライフスタイルフォトをとるカメランが来たとして、
例えばポージングをお願いするとしますよね?
できません。とはっきり断るならまだ良いと思います(ママ的には詐欺にあったような気分になると思いますが…涙)
けれど、中には「YouTube等で勉強したからできると思います」なんて言う方もいるかもしれません…
どう思いますか?
経験も知識もないんですよ…
怖くないですか?
私は医療従事者ではありませんが、
きちんとした方から指導を受け、
最新の情報を貰えるような環境に自分を置き、
ニューボーンフォトグラファーとの撮影方法の確認や、
業界トップの方々達の講習などにも参加しています
その為、赤ちゃんに負担がないポージングの仕方、可動域や気道確保、血流などをしっかり確認する等、最新の注意を払って撮影を行う事ができます
みよう見まねではありません
ニューボーンフォトはどうして高いの?
と質問される事が多々あります
内情を話すのは気が引けますが、ここ記事を読んで頂けると分かって頂けますか?
常に勉強が必要な為、講習費・移動費等がかかります
赤ちゃんに使用するセットは、赤ちゃんの安全性を考えて作られたものや肌にやさしいものを選んでいます→ということは、決して安価ではございません(汗)
※年に50件以上の撮影をこなす為、小物・衣装・布・背景布等、1年でそれなりに劣化します
撮影時間も、機材搬入~寝かしつけ~撮影~機材搬出で平均3時間かかります
その間にママのカウンセリング(恐らくカウンセリングされているとは気付かないと思いますが)を、お話しながらこっそりと行っております
ママのお悩みを解消できるようなアドバイスや、寝かしつけ・沐浴・便利グッズのご案内などもしてますよ
これらを含めての撮影料でございます
ご理解いただけますでしょうか?
このように、本来の「ニューボーンフォト」は、短時間・安価で撮れるものではないとご理解いただけたと思います
ということは…?
もうお気づきですね。
1時間で撮れます。お安いですよ。
とお声かけしている方は、
「ライフスタイルフォト」である可能性が高いという事です
最近流行りのマッチングサイトは、1時間15000円(全部含めての料金です)などとありますが、ここで撮れるお写真は、「ライフスタイルフォト」だと思ってご予約してください
本来の「ニューボーンフォト」を希望される場合は、
きちんと技術や知識があるか確認をして頂いた上で、
1時間の予約では無理である前提で、撮影のご相談をされると良いですよ
私もマッチングサイトに登録しておりますが、
本来の「ニューボーンフォト」を撮影する場合は、2枠以上のご予約でお願いしております
ニューボーンフォトグラファーは、赤ちゃんの大切な命を預かるお仕事です
安易な気持ちで撮影に挑んではおりません
私と同じように、もしくはそれ以上の情熱を持って撮っているカメラマンが沢山居ます
どうか、そういったカメラマンを見つけ、撮影して頂いて下さい
もし見つけ方が分からない。見つけられないという方は、お気軽にご相談下さい。
すぐ側のカメラマンではないかも知れませんが、
できるだけお近くのニューボーンフォトグラファーをご紹介させて頂きます
最後に一つ…
【ニューボーンフォトグラファーを目指す方へ】
この記事を読んで頂き、お気づきかと思いますが…
貴重のお写真を残すお手伝いをするには、 とても沢山の勉強が必要です
それと同時に、この技術を人に教えるには「安価な講座開講」は難しいと思われます
大切な命を預かるようになるには、見て聞いてだけの座学のみはあり得ません(基礎を習得している方は別ですが)。ましてや基礎の講座なのに数千円では、恐らく撮る角度位しか教えて貰えないでしょう…
美味しい話はないと考えます
沢山の赤ちゃんに実際に触れたり、新生児に触れ合うお仕事をしている方からのアドバイスを頂いたり、ママの心のケアを考えたり…
ニューボーンフォトグラファーは、撮影の技術だけでは足りません。
「簡単にニューボーンフォトグラファーになれますよ」 という講座のお知らせを目にするようになりましたが、これは本来の「ニューボーンフォト」なのでしょうか?
命を預かるお仕事でもあると私は考えますので、
ただ可愛いから撮りたい・ 簡単そう・赤ちゃんを触りたい・高い撮影料が貰えそうという考えの方にはおススメ致しません
「ニューボーンフォト」撮影は、特殊な撮影だと考えます
同じ考えのカメラマンが増え、安心に撮影を依頼できるようになるといいなと思いつぶやきました
不快に思う方がいらっしゃったら、申し訳ありません
考えを押し付ける分けではありませんが、こういう考えのカメラマンが居る事を知って下さい
Photoplace 空-Air-は、 ニューボーンフォトだけでなく、輝いている今を、1年に1回だけでも(イベント撮影でも構わないので)お写真に残して貰いたく活動を続けます
貴重なシーンは勿論ですが、
日常の当たり前のシーンやふとしたお子様・ご家族の表情を残したい方は、お気軽にお問合せ下さいね
メニューにないものは、別途お見積りさせて頂いております
ニューボーンフォトも、大変多くの方からご予約を頂けるようになりました
今後も、産後ママのお力になれるような、ニューボーンフォト撮影を行ってまりますので、宜しくお願い致します
最後までお読みくださった方々、ありがとうございました。
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